目と耳で楽しむ学生作品
NHK全国大学放送コンテストにはDJ部門、朗読部門、ラジオドラマ部門、アナウンス部門、音声CM部門、映像CM部門、TVドキュメンタリー部門の7部門が設けられており、2日目は音声CM部門など3部門のコンテストが行われた。両CM部門での今年のテーマは「エコ」。会場の笑いを誘うコミカルなものから、メッセージ性を重視した堅いものまで、さまざまな作品が放映された。
音声CM部門で1位を獲得したのはKBC関西大学放送研究会。「響かせよう、エコの心」というタイトルで、「エコ」に「エコー」をかけるという言葉遊びを取り入れた作品。代表を務める竹田健一郎さん(関大・2年)は「複雑なものも考えたけど、結局シンプルなものになった。それだけでなくコメディ要素も取り入れた」と、作品について話した。
また7部門全ての作品の中から、特に優れたものに贈られる文部科学大臣賞には、ラジオドラマ部門で1位となったTHK筑波放送協会の「モジバケ」が輝いた。審査員の國友充範・NHK京都放送局長は「非常に発想が優れており、細やかな労力を惜しんでいない」と絶賛した。
コンテストを運営するのは30人あまりの学生からなる実行委員会。実行委員長の穴吹香織さん(立命・3年)はコンテストを振り返り、「それぞれ各大学の個性が出ていた」と笑顔を見せた。
○第26回NHK全国大学放送コンテスト結果(部門別・1位のみ)
DJ部門 FMwaseda(早大) 「秋の夜長の虫時雨」
朗読部門 放送研究会(成蹊大)・辻愛美さん 「蟹工船」
ラジオドラマ部門 THK筑波放送協会(筑波大) 「モジバケ」
アナウンス部門 アナウンス研究会(早大)・齊藤萌郁さん 「早稲田がノルウェイの森の舞台に」
音声CM部門 KBC関西大学放送研究会(関大) 「響かせよう、エコの心」
映像CM部門 立命館大学放送局(立命) 「1秒でも早く」
TVドキュメンタリー部門 法政大学キャリアデザイン学部Glory Bridge(法大) 「610mの先に」
コメントを残す