前節で61年ぶりのリーグ優勝を決めた関大。その強さは最終節でも圧巻だった。

 試合開始1分もたたないうちにRB藤森の16ヤードTDランで先制した関大。甲南大にはほとんど攻撃を許さず前半を大きくリードして折り返す。後半に入ってはQB原口のパスを中心に着実に点を重ねた。44-7と大差をつけてリーグ7戦全勝を果たした。

 「やっと優勝できたと実感した」と61年ぶりの優勝をかみしめる藤森。「覚悟~勝ちたいんや~」のチームスローガンのもと日本一へ向け臨んだリーグ戦。関学、立命と2強を倒し勢いそのままに全勝でリーグ単独優勝を勝ち取った。

 しかし、日本一への戦いはこれからだ。11月29日には甲子園ボウルの出場を懸けた西日本代表決定戦が控える。「関大魂をみせつけたい」と闘志を燃やす主将のLB大舘。チーム一団となってまずは甲子園ボウル出場を目指す。
 

●関西学生アメフトリーグ第7節(11月21日・王子スタジアム)

  1Q 2Q 3Q 4Q
関大 17 14 7 6 44
甲南大 0 0 7 0 7