雨が降りしきる中、最後の打者を三振に打ち取るとマウンド上の藤原は笑顔で拳を握った。

「今季を含めても今日が最高のピッチング だった。力まず投げることができてよかった」と試合後自ら話すように、この日奪った三振は12。悪天候をものともせず、奪三振ショーを繰り広げた。立命の 得点は、新田の犠飛による1点のみだったが、キレのある直球を決め球に、次々と打者を打ち取り完封。松岡監督も「大事な試合でいいピッチングをしてくれ た」と頬を緩めた。

「神宮へ行きたい」。4年間の思いを胸に、左のエースがチームを鼓舞し続ける。

●<明治神宮野球大会関西地区第1代表・第2代表決定戦>(11月1日・<南港中央球場>)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
立命 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
龍大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

【立命】○藤原正-新田
【龍大】●松岡、姫野-ウラム