◯近大、2年連続決勝進出
ロースコアの守り合いとなった準決勝、近大が均衡を破った。3Q中盤にC楊(ヤン)の連続得点などでペースを握り、9点のリードを奪う。
試合終盤に入っても速攻を中心に得点し、リードを保った近大。禿(かむろ)監督が「(ゲームに)緩急をつけるのがうまい」と最後まで警戒していた、同志社のエースPG井関に仕事をさせなかった。

2年連続の決勝進出。相手は、去年と同じ天理大だ。「(センターの)サンバ、劉をどれだけおさえられるか。楊にかかっている部分もある」と禿監督。ビッグアップセットは起こるか。ゴール下の主導権争いが、命運を分ける。

●関西学生バスケットボール選手権準決勝(5月4日・大阪市立東淀川体育館で)
近大 62 17-17 56 同志社
17-15
18-13
10-11

 

○天理大 大経大に圧勝
準決勝の2試合目は、序盤から天理大が大経大を圧倒。サンバが2本のダンクを決めるなど、ド派手な得点ショーを見せた。1Qだけで26-4と大量リードを奪うと、天理大はベンチメンバーを次々投入。主力を温存しながら93-43で余裕の勝利を飾った。

「近大は簡単には勝てない相手」と気を引き締めたPG平尾。一方で「優勝して当たり前。そうでなけでばインカレでは上位は狙えない」と関西覇者としての自負を見せていた。

●関西学生バスケットボール選手権準決勝(5月4日・大阪市立東淀川体育館で)
天理大 93 26-4 43 大経大
23-15
19-10
25-14