今回の議題は民法。借金の債務者と、その担保として土地を設定した銀行、そして土地所有者の間の法律関係を説明せよ、という問題について、大阪大学法律 相談部、神戸大学法律相談部、関西学院大学法律研究部、関西大学千里山法律学会、同志社大学同法会、立命館大学法友会、慶応義塾大学律法会、早稲田大学創 法会、中央大学学術法友会の9団体の1年生が10分間の立論と5分間の質疑応答を行い、熱い議論を交わした。

 審査員の6人が口を揃え て「1年生とは思えないほどの出来」と話すほど、各団体ともハイレベルな論を展開した今大会。しかし実際には、期末試験後から本格的に論旨の作成を始めた ため、時間に余裕がなかった団体が多かった。中には、前日に重大な間違いに気づき論の一部を大きく書き換えた団体や、当日の朝まで論が完成しなかった団体 も。
 
 関西勢で出色だったのは同志社。最優秀立論者賞をはじめ、優秀チーム賞、質問者賞を受賞し、全部門入賞を果たした。
 最優秀立論者賞に輝いた松原健太さん(同志社・1年)は「めちゃくちゃうれしい。自分の論とチームを信じていたので、結果がついてきてよかった。来年の1年生には、チーム賞で1位を取ってほしい」と話した。