「気持ちのゴールでした」。逆転ゴールをあげたDF飯田(3年)は勝利の喜びに声高に話した。

 後半42分、FW阿部(1年)の左サイドからのクロスに飯田が右足を振りぬいた。待望の勝ち越しゴール。関学イレブン、ベンチは歓喜に沸いた。

 前半から完全に関学ペース。ボール支配率も高く、次々と姫獨大ゴールに襲いかかった。だが再三クロスバーに嫌われ、なかなかゴールを割ることができない。前半15分、相手に僅かなチャンスをものにされ、先制ゴールを許し前半終了。

 1点ビハインドで迎えた後半、関学の前線でのプレスが光った。「(先制されて)やるしかなかった」というMF小関主将(4年)の言葉にあるように全員が全 力でボールを追い、ゴールを目指した。とにかく走り続けた。後半13分に得た阿部のコーナキックからDF志田野(4年)のゴールで同点。後半42分の飯田 のゴールで遂に逆転し、2- 1と勝利を収め勝ち点3を手に入れた。

 前節格下相手に勝ち星を落とし、絶対に勝たなければならなかった姫 獨大戦。攻め続けるもゴールが遠かった関学に勝利を呼び寄せたのは、「勝ちたい」という全員の強い気持ちだった。「今日の勝ちは次に繋がる。一戦一戦トー ナメントのつもりで戦いたい」(飯田)。インカレ出場を目指す関学にとって、負けられない 試合が続く。

●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第5節(10月18日・高槻市立総合スポーツセンター)

関 学 2 0-1 1

姫獨大

2-0

志田野(後半13分)
飯田(後半42分)

得点者