先発は秋本。序盤、三者三振の好投をみせると勢いづいた。「意識を強く持った」と本人も話すように、春最下位の京大相手だからといって手を抜かない。3塁を踏ませない好投をみせ、5回を無失点に抑えた。続く中継ぎ陣もふんばる。しかし昨年の秋、不動のエースとして関大を2位に導いた武内がマウンドにあがるも、2失点。武内の復活が遠のくなど、残りの試合に不安が残る場面も見られたが、最後は廣谷が3人で仕留め試合終了。秋本が今季初の勝利投手となった。優勝はなくなったものの秋本は「来年につながる投球がしたい」と前向き。残りの試合にも期待できそうだ。
 
 打線は序盤から爆発。3回に橋本の犠牲フライで先制すると、4番山地の2塁適時打などもあり一挙7点と京大を突き放す。5回、橋本が100安打にあと2本に迫る右前適時打などもあり5点を追加。8回は、4番山地の3塁打などでもう2点追加。合計14点を奪い圧勝した。関大らしく勢いのある攻撃で勝利をつかんだ。

10日付でプロ志望届を提出した主将田辺は「(京大戦勝ったけど)チーム内はちょっと気が抜けてるかな。気を引き締めてかないと」と厳しい一言。同志社戦で勝利をつかんで、いいペースで近大戦へ望みたいところだ。
 

 

●関西学生野球秋季リーグ第6節2回戦(10月12日・南港中央球場)

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
京大 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
関大 0 0 7 0 5 0 0 2 x 14

【京大】●水木、安土、山下、山敷、長原-表、森、宮永
【関大】○秋本、栗山、岡本慎、武内、廣谷-田辺