関学、辛くもつかんだ3連勝
「結果だけはよかった」。試合を振り返るMF小関主将(4年)の顔に勝利の笑みはなかった。
相手に主導権を握られ、関学は攻撃の形をうまく作ることができない。ゴールが遠く苦しむ関学を途中出場のFW金尾(4年)が救った。FW桑原(4年)のゴールで先制したものの追いつかれ、同点で迎えた後半25分。PA内の混戦からクリアされたボールが、PAの外にいた金尾の元へ。金尾は落ち着いてボールをトラップし、ボレーシュートを決めた。貴重な勝ち越しゴールが遠ざかる白星を引き寄せた。その後、危ない場面もあったが関学はなんとか逃げきり、3試合連続の勝利を手にした。
内容の伴わない勝利に金尾は、「ふがいない。もっと内容のいいゲームをしたい」とさらなるチームの向上を口にした。
だが、勝利により一つ上の3位に位置する関大に勝ち点差1と迫った。インカレ出場圏内の3位の背中はすぐそこにある。関学イレブンはこの辛勝を糧に、次節も勝ち点3を目指す。
●2008年度関西学生サッカー後期リーグ第3節(10月5日・山城総合運動公園太陽が丘球技場B)
関 学 | 2 | 1-0 | 1 |
同志社 |
1-1 | ||||
桑原(前半41分) 金尾(後半25分) |
得点者 |
松田純(後半19分) |
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