後半に関大の選手の足はピタッと止まった。前半は定評のあるDFで何度も相手にシュートを打たせず、流れを作った。しかし第3Qは流れが一転。3Q開始早々に3Pシュートを2本連続で決められると完全に相手のペースに持っていかれ、連続16点を一気に奪われた。「DFのマークが甘かった。対応に遅れた」と主将の高橋は第3Qの大量失点に肩を落とした。
その後、コート全体で相手にプレッシャ-をかけるも大産大のすばやい動きに対応しきれず、第4Q中盤には20点差まで引き離された。終盤になって主将の高橋が3Pシュートを連続4本決める猛追を見せるも一歩届かず、試合終了のブザーは鳴った。
 監督は「個々の力はあるのに全員で勝てていない」と渋い表情を見せた。
 第4戦の関学戦でも5点差という接戦負けを喫した。今年度に入り、関学に負けていなかった関大。6月19日に行われた関関戦でも76-89で快勝していただけにリーグ戦での敗戦は関大にとって悔しい結果となった。
 関大は強豪京産大に接戦を制し、開幕3連勝を飾り、優勝候補に挙げられていただけに第4戦、第5戦の負けは今後に大きく響くことになりそうだ。主将の高橋は「目の前の敵を意識してやっていなければ」と話した。関大がここから再び、優勝争いに加われるか。混戦は続きそうだ。