○さすが王者、神戸大フォルサ

 サブメンバーどころか、2軍メンバー主体で挑んだフォルサ。それでもキッチリ勝ってしまう。やっぱり、大学王者の称号は、ダテじゃない。

 「このメンバーで結果が出せたのは良かった」。笑顔を見せたA石村(3年)。トップチームでは切り札として起用されているが、今回はキャプテンマークを巻き、チームを引っ張った。

 滑りやすいピッチに慣れるまで、そう時間はかからなった。第1試合の四天王寺大戦。試合開始1分30秒でA落(2年)が先制弾を叩き込む。相手の出鼻をくじくと、その後も試合の主導権を握り続け、3-0で完勝した。第2試合、滋賀県大戦の立ち上がりには石村が個人技で左サイドを突破。開始54秒で先制ゴールを奪うと、3 -1で逃げ切った。

 「うちは優勝して当然」と自信満々の石村。明日は主力組も帰ってくる。明日のフォルサは、「本気のフォルサ」。一気に頂点まで駆け抜けてみせる。

○悔しさと、圧巻と。同志社フットサルクラブ。

 12-1。第2戦の桃山学大に圧勝しても、選手らの表情は曇っていた。

 「決めるところを決めないと。失点してバタバタしてしまった」と監督代理の山本(3年)と悔しげな表情を見せた。第1戦、大阪成蹊大に2-3で敗北。体格で劣る同志社は、最後までペースを掴めなかった。

 今日のメンバー全員1年生。チームを落ち着かせられる存在がいなかった。「まだまだですね」とA山口(1年)。まだ「フットサル」ではなく、「ミニサッカー」で勝負している。個人技だけでなく、組織として戦いたい。

 「(順位決定トーナメントで)1位になりたい」と息巻く山口。ルーキー集団の進化に注目しよう。

○まさかの最下位。神戸大ゲレイラ。

 長く、重いミーティングだった。「動き、良くなかったですよね」。B阿部主将(3年)はポツリとつぶやいた。

 チーム状態は悪くなかったが、気持ちの準備ができていなかった。初戦の大阪人科大戦、格下相手にまさかの2-2。ぐずついたチームのリズムは戻ることなく第2戦、香川大を迎えた。「自分たちのプレーが全然できなかった」(阿部)。速いパス回しと厳しい守備に阻まれ、0-4で完敗を喫した。

 「もっとできるはず。気持ちを切り替えて明日は戦う」と主将。神戸大フットサル部の意地がある。ゲレイラは顔を上げ、明日の戦いに臨む。

●カレッジフットサル2008inKOBE予選リーグ(が9月16日・ワールド記念ホール)
▽グループA
 

神戸大ゲレイラ 2 1-1 2

大阪人科大

1-1

 

神戸大ゲレイラ 0 0-2 4

香川大

0-2

▽グループB

神戸大フォルサ 3 2-0 0

四天王寺大

1-0
神戸大フォルサ 3 2-0 1

滋賀県大

1-1

▽グループC

同志社 2 0-0 3

大阪成蹊大

2-3
同志社 12 7-1 1

桃山学大

5-0