後半に神戸大は底力を見せた。

 第3Q終盤にQB大原からWR大園への43ヤードTDパスなどで同点
とすると、第4Q中盤には再び大園への12ヤードTDパスが決まり
逆転。試合終了間際にはRB小椋の3ヤードを走り抜けるTDも飛
び出し、関大を突き放した。

 この試合2本のTDを奪う活躍を見せた大園は「前半終了した
時点で負けたら後悔すると思った」と安堵の笑みを浮かべた。

 関大との開幕戦は2年連続だが、昨年は残り23秒で逆転TDを
奪われて敗北した苦い記憶がある。以降は泥沼の5連敗が続い
ただけに、昨年の悪夢を払拭する意味でも関大には負けられな
かった。

 「今日の試合には勝つようにやってきた」と安井ヘッドコー
チは関大戦に向けて万全の体勢で臨んだことを話した。

 順調にスタートを切った神戸大。2週間後、京大戦では更な
る底力を見せる。