同志社によると、「大学に入ってから、今まで上級生から暴力を受けたことがあるか」という質問には98人中17人が「ある」と回答。逆に、「大学に入ってから、上級生になって下級生に暴力を奮ったことがあるか」には1年生を除いた64人中で、4月に事件を起こした3人が「ある」と答えた。

 「高校時代、上級生から暴力を受けたことがあるか」には98人中31人が「ある」。反対に、「高校時代、下級生に暴力を奮ったことがあるか」には98人中10人が「ある」と回答した。

 高校のとき後輩に暴力を奮った10人は、高校のとき先輩から暴力を受けた経験があった。大学入学後、先輩から暴力を受けたことがある17人のうち大半は3・4年生が占めたが、そのうち全員が大学入学後、後輩に暴力を奮ったことがないと認識していることもわかった。暴力を奮うか奮わないかは、部の風潮と個人の自覚次第のようだ。

 アンケートの結果から、スポーツ支援課長の水田正一さんは「硬式野球部が暴力を容認するかのような風土があったことは否めない」と話した。