今年で34年目になる同大会。毎年、日本と韓国で開催地を交替して行い日韓の大学バスケット選手の交流を深めている。

 試合は第3Q残り2分、流れは関西選抜に運び始めた。終始リードを許した関西選抜はオールコートで守り、漢陽大のドリブル運びを阻止しにかかる。試合終了まで関西選抜は相手のミスを誘う守りを展開し逆転のチャンスを狙った。漢陽大は相手のゴール前でドリブルのミスを連発した。「体のぶつかりあいでは白星。プレスディフェンスに対する良い練習になった」と漢陽大の李相吹(イ・サンイル)主将。しかし、残り4分に3点差まで詰め寄るも最後の一歩が及ばなかった。
 
 関西選抜はスピード、漢陽大はパワーと持ち味が明らかに異なる両チーム。関西選抜はPG平岡を中心に速攻や切れのある1対1で攻めた。

 関西選抜は今回が集まって4回目。練習自体はまだ2回しただけだという。試合中、選手同士の動きがかみ合わないことがあったが、関西選抜の行広監督(大院大監督)は「短期間でよく頑張ってくれた。最後、よく追いついた。来月の試合への課題がみえた」と評価は上々。また、関西選抜主将のSF高田(立命・4年)は「(最後の追い上げが)本当の力。でも出だしからができないのは課題。(日本男子学生選抜大会は)本当に短期間しかないけど、優勝を目指す」と意気込んだ。7月4日開幕の日本男子学生選抜大会。関西の各大学から集結したレベル高き選手が日本一を目指す。