環境問題を考える
基調講演は「全球大気海洋シミュレーションで診る地球環境」をテーマに行われた。身近な大気海洋シミュレーションである天気予報、大気海洋シミュレーションを使った温暖化予測やその仕組みを中心とした内容で、田口氏は「大気海洋の現象・気候変動のメカニズムを理解することによって温暖化予測の精度向上に期待で きる」と大気海洋シミュレーションの可能性を語った。
学生グループによる報告会では港湾の重金属汚染、原子力発電と温暖化対策、環境教育の調査など多様な視点からの研究や活動が見られた。兵庫県立大大学院環境人間学研究科の永菅裕一さんは「農村地域における棚田の保全と活用」というテーマで、棚田を保全することの重要性を主張し、自らも将来は「棚田の保全に携わって農業をしたい」と話した。
同会議の開催に尽力した川合真一郎・神女院大学長は閉会の挨拶で「この会議を第1回で終わらせずに持続していくことが必要。情報交換の場から連携・共同に発展していくことが重要」と今後の期待を述べた。
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