小出さん演じる、誰にも誕生日を祝ってもらえない、寂しい大学生活を送るジローの目の前に綾瀬さん演じるサイボーグの彼女が現れ、二人は不思議な共同生活を送る。サイボーグではあるものの、次第に彼女に惹かれていくジローと、そんなジローを支えるサイボーグの彼女の切ない恋物語。「人間以外を演じるのは初めて。共通する部分がたくさんあった」と綾瀬さんが話すようにこの映画ではCGが使われ、普段清楚なイメージの綾瀬さんからは想像できないような力強いサイボーグの彼女が見どころだ。

撮影は関学や神戸大など神戸でも行われた。「静かな印象しかなかった。建物がおしゃれ」。神戸にあまり行くことがなかったという綾瀬さんは振り返る。一方小出さんは学園祭などで何回か神戸に行くことはあったが今回の撮影を通して「東京に比べてこっち(神戸)の方が落ち着く」と神戸を絶賛。クァク・ジェヨン監督は「おしゃれな街で一度撮影をしてみたかった。神戸市民の助けがなかったらできなかった。私たちの感謝の気持ちをこの映画で受け取ってもらいたい」と話した。

また小出さんは関学について「教室の椅子のきしみ具合がよかった」と話した。監督は「南国っぽい」と関学の印象を語った。

映画は5月31日に一般公開予定。