同プロジェクトは、第4回目の祭典で約10トンのごみが出たため少しでも環境への負荷を減らそうという思いから発足。祭で使用する食器の一部を再利用した結果、第5回目ではゴミは半分に減った。プロジェクト名の由来は、京都で暮らす人々が環境に優しい生活をしていたことに着目し、彼らの知恵と学生の感性を活かしてエコ活動を行おうというもの。

同祭典実行委員長を務める村井杏侑美さん(同志社・3年)は「①京都の伝統的な知恵、最新の知恵を学び広めていくこと、②学生を中心としてエコ活動への意識を啓発、③京都市内での打ち水・清掃活動、風呂敷の普及活動、本祭内での環境負荷軽減への取り組みを実施」を宣言した。

宣言を終え、村井さんは「メッセージを皆さんに発信できたので、少しは一緒にやっていこうという意識が生まれたのでは。第一歩を踏み出せた」と充実した表情で話した。10月11日から12日にかけて行われる第6回目同祭典の本祭では、リユース食器を全面的に採用するなど、今後積極的なエコ推進計画を打ち立てていくという。