新設される予定の外国語学部は定員が150人。11番目の学部となる。専攻言語は英語と中国語の2カ国語で、3つの専修を用意。高度な外国語コミュニケーション能力を備えた人材育成を目指す。現段階では教員は、文学部や外国語教育研究機構所属の教員が中心となる予定だ。
 しかし、外国語教育の場は、阪大外国語学部(旧大阪外大)や関西外大など関西各地にあり、それらと比べても英語と中国語のみの外国語学部は規模が小さい。さらに現状の教員数でカバーするとなれば、人数の不足は避けらない。現在関大では各語学の専任教員が各学部の語学の授業を受け持っており、教員の授業数が増えることで、授業の質が落ちてしまう可能性が高い。関大は今年6月に文科省に設置の届け出をする予定だが、開設までの道のりは楽なものではなさそうだ。