同番組では、最先端の技術者のもとにお笑いコンビの「爆笑問題」が訪問し、学問の本質を探っている。今回、大学特集として東大、慶大に続き京大を訪問。今後も様々な大学に訪問していくという。

 今回出演した教授は尾池和夫総長(地震学)、中辻憲夫教授(発生生物学)、阿辻哲治教授(人環・中国文化史)、佐伯啓思教授(人環・社会経済史)、鎌田浩毅教授(人環・火山学)、小山勝二教授(天文学)、山極壽一教授(霊長類社会学)の7人。いずれも各分野で日本随一の研究者だ。
 「独創力」について爆笑問題と京大教授陣がトークバトルを披露。爆笑問題の太田光の質問に対して、教授が激しい応酬をする場面などが見られた。
 会場の学生からは「独創力を無条件に良いとすることはできない」、「正しいことは非常につまらない」との声が出るなど、学生も積極的に議論に参加し、会場全体で「独創力」について考えた。
 収録時間が予定より大幅にオーバーする白熱ぶり。爆笑問題の田中裕二は「京大生はすごく熱心に聴いてくれた。少なくとも受験勉強ばかりの真面目な印象はなくなった」と話し、太田は「学生たちは前のめりで話を聞いてくれた。京都の風土から新しい価値観などが生まれやすい。番組の収録ではなくライブ感があった」と感想を話した。

 今回収録された番組は3月25日、NHK総合午後10時から午後11時半まで通常より時間を延長して放送される予定。