昨年に生まれた、「おたべ」の新しいブランド「京都清水・黒舞台」を名の由来とする今企画。「京都学生祭典」としては、今年10月に行われた第5回本祭と来年行われる第6回本祭をつなぐ役割を果たしている。

 会場は、「京都学生祭典」の舞台、「おたべ」の喫茶コーナーの2つに分かれている。舞台では、学生による音楽と踊りの魅力を伝えるべく、過去に本祭で行われた音楽大会、ダンスコンテストで賞を受賞したグループによるパフォーマンスなどが23日から25日まで行われている。

 23日の舞台では、卒業旅行で京都に訪れた学生などでほぼ満席。参加したグループは歌い、演舞し、観客を楽しませた。
舞台で行われたオリジナル創作ダンスの「京炎 そでふれ!」を目前に、愛知から来た夫婦は「かっこよかった」と笑顔で話した。

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 11月初めに代表に就任し、初めて指揮を執る村井杏侑美さん(同志社・2年)は約70人のスタッフを率いている責任感を感じつつ、「学生と市民が一緒になって祭りを盛り上げていきたい」と意気込んだ。
 また、村井さんは来年10月に行われる第6回本祭のテーマを23日、舞台で発表。テーマは「祭りでつなげ!~ひと・地域・未来の架け橋~」。学生だけでなく市民も楽しみ、「ずっと続いていく祭り」になる様、より地域との交流を重視した企画を充実させる構えだ。