大阪外大と阪大が統合
授業初日、阪大生として初めて大学に来た学生らが、新しい学生証を受け取るため、教務係に列を作った。受け取った学生からは珍しげに学生証を見る姿とともに、「ついに阪大になってしまって寂しい」「これからどうなるんだろう」などの声が聞かれた。
大阪外国語学校から始まった86年の歴史に幕を下ろし、阪大外国語学部として新たなスタートを切る。国立総合大で外国語学部の設置は初めて。新入生の受け入れは2008年4月から。
阪大外国語学部は大阪外大地域文化学科の25言語体制を引き継ぐ。国際文化学科は再編改組、比較文化をはじめとする4専攻と夜間主コースは廃止される。大学院には3専攻を設置。また、言語と世界の文化・社会について研究を行う研究施設として「世界言語研究センター」も新設される。
新外国語学部の学部長には言語・情報専攻の杉本孝司教授が就任。任期は07年10月から09年9月まで。「当面は新しい外国語学部の道を切り開くこと、新課程と旧課程のスムーズな移行に力を注ぎたい」という。また、世界言語研究センターにはヒンディー語科の高橋明教授、日本語日本文化教育センターには同センターの奥西峻介教授が就任する。新外国語学部には、学問の幅が広がることや、言語を生かしつつ、阪大の専門教育を取り入れたプロジェクトなどが期待される。
しかし大阪外大の解散を惜しむ声や不安、不満もある。統合後、言語・地域研究の衰退、特色を残せるのか、といった懸念は多い。これまでの学生向けの説明会でも疑問があがっていた。旧大阪外大の学生にはカリキュラムの保証も不安の一つだ。課外活動団体にも影響は大きい。また、母校の解散には、卒業生、在学生から「寂しい」との声が聞かれる。諸制度の詳細は調整が続く予定だ。今後の情報と制度の施行に学生の関心が寄せられる。
大阪外国語学校から始まった86年の歴史に幕を下ろし、阪大外国語学部として新たなスタートを切る。国立総合大で外国語学部の設置は初めて。新入生の受け入れは2008年4月から。
阪大外国語学部は大阪外大地域文化学科の25言語体制を引き継ぐ。国際文化学科は再編改組、比較文化をはじめとする4専攻と夜間主コースは廃止される。大学院には3専攻を設置。また、言語と世界の文化・社会について研究を行う研究施設として「世界言語研究センター」も新設される。
新外国語学部の学部長には言語・情報専攻の杉本孝司教授が就任。任期は07年10月から09年9月まで。「当面は新しい外国語学部の道を切り開くこと、新課程と旧課程のスムーズな移行に力を注ぎたい」という。また、世界言語研究センターにはヒンディー語科の高橋明教授、日本語日本文化教育センターには同センターの奥西峻介教授が就任する。新外国語学部には、学問の幅が広がることや、言語を生かしつつ、阪大の専門教育を取り入れたプロジェクトなどが期待される。
しかし大阪外大の解散を惜しむ声や不安、不満もある。統合後、言語・地域研究の衰退、特色を残せるのか、といった懸念は多い。これまでの学生向けの説明会でも疑問があがっていた。旧大阪外大の学生にはカリキュラムの保証も不安の一つだ。課外活動団体にも影響は大きい。また、母校の解散には、卒業生、在学生から「寂しい」との声が聞かれる。諸制度の詳細は調整が続く予定だ。今後の情報と制度の施行に学生の関心が寄せられる。
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