この試合は、アメフットのワールドカップ日本代表二次候補チームに、関学・立命が前後半入れ替え制で挑む日本代表強化試合。
　関学は立命に替わり後半から出場。日本代表チームよりも、1ｓｔダウンを更新回数は多いものの、点数に繋がらず、1ＴＤだけに留まった。ディフェンスでは、大事な所であたり負けし、ロングゲインを許す厳しい展開となった。
　この試合の関学を象徴するプレーが試合終了間際、ＱＢ三原のＴＤを狙ったパスがインターセプトされた場面。欲しかった得点を挙げることができなかった。「自分の今の実力から考えると確実にパスが通ったと思ったのに、あれはサプライズだった」（関学・ＱＢ三原）。日本代表との勝負所での力の差がはっきりと表れた。この場面でのパスが成功していれば、関学が劣勢から勝利を勝ち取った可能性もある。鳥内監督はこのプレーを含め「勝負所での詰めが甘い。まだまだ練習不足だ」と課題をあげた。
　一方でライバルの立命は、ＱＢ木下の正確なパスが第2Ｑから通り始め、2ＴＤを獲得。現時点で、勝負所での得点力は立命に軍配が上がった。「立命が2ＴＤ挙げたのに関学は1ＴＤっていうのがとても悔しい」とＱＢ三原は最大のライバル立命を意識し、秋を見据える。「取り組みからしっかりやり直し、秋に向けて頑張りたい」（ＱＢ三原）。立命との決戦に向けてファイターズが再スタートを切る。