「悲しみ、更に強くなった」
小雨が降る中、礼拝堂には学生遺族、学生、大学職員など約300人が出席。賛美歌の斉唱、聖書の朗読などを中心に、犠牲となった学生に祈りが捧げられた。
JR福知山線脱線事故では社会学部メディア学科当時1年・榊原怜子さん、法学部法律学科当時2年・長浜彩恵(さえ)さん、文学部英文学科当時1年・仙木敦子さんの3名の学生が亡くなり、他にも34人の学生が負傷。福島のバス事故では経済学部当時1年・佐藤学さんが亡くなっている。
追悼式で大谷實総長は「若い命が失われたことに怒りを感じます。いずれの事故も安全に気を付けていれば防ぐことができました。痛恨の極みです」と話した。
追悼式に参加していた法学部専任教員の松尾健一さんは「去年より悲しみは強い。(亡くなった学生は)本当なら、今出川キャンパスで学んでいるはずなのに」と話し、学生に向けて「自分が生きているということに関して、もう一度考え直して欲しい」と述べた。
コメントを残す