試合序盤、固さの残る同志社を尻目に関大は得点のチャンスを作る。素早い動きを生かしたパス回しで幾度と同志社ゴールに迫る。しかしながら、相手ゴールキーパーを中心とした固いディフェンスに阻まれる。一方、同志社は押し込まれながらもカウンター中心に決定機を作る。だが、関大・同志社共に決定機を生かせず無得点に終わる。
 試合が動いたのは第2ピリオド。7分11秒に、同志社の2人が反則を犯し退場となる。6対4の数的優位となった関大。#14長田からのパスを受けた#27金山豊和が9分に先制点を決める。その後、反撃に出る同志社。決定的なショットを連発する。相手の素早い攻めに戸惑う関大。そして15分、ゴール前の混戦からゴールを決められる。「(昨シーズンの快進撃を支えた高野をはじめとする)レギュラー5人がユニバーシアードで抜けていてきつかった」(関大・岡監督)守備のほころびを同志社に上手く突かれてしまう。
 第3ピリオド、関大は引き続き攻め込まれてしまう。守備の修正が今一つできない中、チーム全員によるディフェンスで相手の追加点を許さない。このまま試合終了かと思われた14分、同志社に決勝点を決められてしまう。最後の反撃も及ばず、逆転されたまま試合は終了。
 試合後、関大・岡監督は「同志社は強いチーム。主力がいない中ではこんなもん。(選手たちは)よくやった。プレーオフでリベンジをしたい。」と述べてアリーナを去った。