下宿生の財布を直撃か
京都市は10月から、家庭ごみの収集に有料指定袋制を導入する。これはごみ処理にかかるコストの一部をごみ袋に上乗せして、市民に直接負担してもらうというもので、市の家庭ごみ受け入れ量を約2割減らし、「脱温暖化社会」、「循環型社会」を構築することが目的だ。
指定されるごみ袋は家庭ごみ用と資源ごみ用の2種類。負担額は全国平均並で、家庭ごみで1リットルあたり1円、資源ごみは分別収集を促進するため、1リットルあたり約0・5円。どちらも指定外のごみ袋で出した場合は収集されない。
また、家庭ごみ袋は黄色半透明で5、10、30、45リットルの4種類。学生など一人暮らし世帯が多い京都市の実情に合わせ、5リットル(コンビニの小さい袋サイズ)、10リットルのごみ袋が作られたのが特徴だ。缶・びん・ペットボトルなどの資源ごみ袋は無色透明で20、30、45リットルの3種類。
しかし、全ての下宿生が指定ごみ袋を使用しなければならないというわけではない。マンションやアパートによって、京都市が直接ごみ収集をする場合と、委託業者が収集する場合がある。有料指定袋が必要なのは前者の「京都市が直接ごみ収集をする場合」だ。京都市環境局の田中ひづる係長は「マンションによって異なるため、管理会社へ確認をしてみては」と話す。
9月にはゴミの回収方法などを示した「ゴミ辞典(仮)」と25枚の各種指定ごみ袋が、各戸に無料配布される。
指定されるごみ袋は家庭ごみ用と資源ごみ用の2種類。負担額は全国平均並で、家庭ごみで1リットルあたり1円、資源ごみは分別収集を促進するため、1リットルあたり約0・5円。どちらも指定外のごみ袋で出した場合は収集されない。
また、家庭ごみ袋は黄色半透明で5、10、30、45リットルの4種類。学生など一人暮らし世帯が多い京都市の実情に合わせ、5リットル(コンビニの小さい袋サイズ)、10リットルのごみ袋が作られたのが特徴だ。缶・びん・ペットボトルなどの資源ごみ袋は無色透明で20、30、45リットルの3種類。
しかし、全ての下宿生が指定ごみ袋を使用しなければならないというわけではない。マンションやアパートによって、京都市が直接ごみ収集をする場合と、委託業者が収集する場合がある。有料指定袋が必要なのは前者の「京都市が直接ごみ収集をする場合」だ。京都市環境局の田中ひづる係長は「マンションによって異なるため、管理会社へ確認をしてみては」と話す。
9月にはゴミの回収方法などを示した「ゴミ辞典(仮)」と25枚の各種指定ごみ袋が、各戸に無料配布される。
大学・学生の反応は
「初めて知った」と話す京大法学部4年の学生は戸惑いを隠せない。「どこで買えばいいのか」。
市によれば、大学生協やコンビニ、スーパーで取り扱う予定だ。
ナチュラルローソンセレクション京大店は「知らなかった。取り扱うかどうかは本社の判断次第」だという。一方、京大生協は「現在申請中」だ。
しかし、「取り扱いの制限が厳しすぎる」と京大生協の幹部は嘆く。「ごみ処理代金を替わりに徴収しているみたいなもの」(生協幹部)というように、利益が少ないうえに、全てのサイズを含む全種類を扱わなければならないことが壁になっている。「大家族向けの45リットル袋が学生に売れるのか」。抱える問題は多いが、有料指定ごみ袋は取り扱う方針だ。
元京大環境保全センター教授で京都市廃棄物減量等推進審議会の高月紘会長の話
「45リットルのごみ処理に200円のコストがかかる。これまで全て税金でまかなっていた。ごみ問題に無関心な市民にも関心を持ってもらうことが今回の目的でもある。学生にも単にごみの減量だけでなく、地球規模の意味を考えて欲しい」。
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